地方を拠点とする金融グループ様では、勘定系周辺システムの老朽化とオンプレミス機器の保守期限切れが迫っており、業務を止めずに基盤を刷新する必要に迫られていました。当社はエンタープライズクラウド移行サービスを通じて、この課題に対応しました。

段階移行によるリスク最小化

移行にあたっては、全システムを一括で切り替えるのではなく、影響範囲の小さい周辺系から段階的にマルチクラウド環境へ移行する計画を採用しました。各段階で切り戻し手順を用意し、万一の不具合発生時にも旧環境へ即座に戻せる構成としました。

移行期間中は当社NOCが専任チームを編成し、深夜・休日を含む切り替え作業を監視体制のもとで実施しました。約10ヶ月間の計画期間を経て、大規模な障害を発生させることなく全工程を完了しています。

移行完了後、同グループ様のシステム運用担当者様からは「専門知識がない部分も含めて、判断の道筋を示しながら進めてもらえた」との評価をいただいています。当社は今後も、金融機関特有の可用性要件に応える移行支援を継続してまいります。